就活のアドバイス的なやつ その1

こんにちは。

 

 ここでは前回の「就活の記録的なやつ」から、より皆さんの就活に対して有用になりそうな情報をまとめます。具体的には「この時期にしておいた方が良い事」「ES(エントリーシート」「面接」「SPI」「その他」の5項目に分けて列記していきます。

※長くなり過ぎたので「この時期にしておいた方が良い事」で区切りました

 ただしあくまで個人的な意見であることを忘れずに。大切なのは情報の信憑性です。どの情報を信用するかはあくまで皆さん自身です。

 皆さんの就活が良い結果になることを切に願います。

 

1.この時期にしておいた方が良い事

1.1.5~7月

・夏のインターンシップ申し込み

 大体この時期から学内・学外問わず夏のインターンシップの説明会が始まります。皆さんお忙しい時期であるとは思いますが、興味のある業界・職種の仕事を体験できる機会だと思って、是非とも応募してほしいです。インターンは夏と冬に多く開催されますが2週間程度の長期インターンは夏の方が多いです。というか冬は学生生活が忙しくて2週間のインターンに参加できない場合もあるので、やはり夏のインターンに申し込む意味は大きいです。

 

・就活の軸を決める

 自分が企業選びをする上で大事な”軸”を決めましょう。軸を決めるのは早いに越したことはないです。例えば「関東圏で働きたい」とか「平均年収〇〇万円以上」とか「人々の生活を支える仕事がしたい」などです。

 ただし複数の軸を決める場合『これだけは譲れない!』とまで考えてしまうのは良くないと思います。日本には数多くの会社が存在しますが、全ての要求に満足する会社は少ないですから、そこまで可能性を絞る必要はないと思います。少なくともこの時期では。

 そしてこの”軸”というのは面接でも聞かれることがあるのですが(「あなたの就活の軸は何ですか?」と実際に聞かれました)、その際正直に「関東圏で働けるからです」「平均年収〇〇万円だからです」なんて言わない方が良いことは間違いないです。そのために外面と内面で二種類の軸を用意しておきましょう。

 私の場合、外面の軸は「地球環境に携わる仕事がしたかった」でした。これなら企業の人に面接で話しても問題ありません。内面では「関東圏で働けること」「平均残業時間が〇時間以下」を軸にしていました。

 ただし軸は就活をしていく上で変わることもあります。 

 

1.2.8~9月

・1dayや秋のインターンシップ申し込み 

 5~7月にインターンに申し込まなかった、あるいは申し込んだけど落ちてしまった人も大丈夫です。この時期からでも1dayインターンや秋のインターンに申し込むことは出来ます。

 

TOEIC(TOEFL)の勉強

 既にご存知かもしれませんが、一部の企業では書類選考でTOEICの点数を求められます。所謂足切りです。

 足切りラインは企業によってまちまちですが、730点あれば問題は無いです(私が見た企業の最高点が730点というだけでもっと高い点数を要求される可能性もあります)。(TOEICで高得点を取れていない私が言うのもアレですけど)TOEICはやればやるだけ点数が伸びます。効率よく点数を伸ばす方法は、偉大な先人達の手によって体系化されているのでそれを参考にすれば大丈夫です。

 ただしいくら体系化されてるといっても結果を出すまでにはある程度の時間が必要になります。加えて、TOEICは毎月のように受験することが出来ますが結果が出るまでには数週間かかりますし、とにかく早いうちから継続的に勉強して受験しておくのが吉です。何ならもっと早い段階(5~7月)でTOEICの勉強をしていた方が良いかもしれません。特に文系の場合は足切りラインが高いので注意してください。

 TOEFLは勉強に費やした時間と結果が伴いにくい(個人差)なので就活にしか使わないというのであればあまりオススメは出来ません…。

 

1.3.10~12月

・冬,春のインターンシップ申し込み

 この時期になると冬と春のインターン申し込みが始まります。夏と秋にインターンに参加した人も、是非こちらのインターンに申し込んでみてください。

 インターン申し込みにはESを提出する場合もあるので、ESを書く練習にもなります。特にこの時期になると自分の長所や自己PRも定まってくる頃なので、より本番に向けた練習になります。

 

・合同企業説明会に参加する

  この時期になると某大手就職支援会社主催の合同企業説明会が始まります。とにかくものすごい数が開催されるのでどれに参加したら良いのか分からないと思いますが、まずは自身の専攻と合致した説明会を選びましょう。文系理系問わない説明会もありますが、概してそのような説明会は実りが少ないです。合同企業説明会は交通の便が良い大都市近郊で行われることが多いので、大都市圏に住んでいる方ならともかく地方在住の方は参加するだけでもかなりの費用になりますから、どの企業が来るのか、どういった専攻の人を対象とした説明会なのか把握してから参加しましょう。

 合同企業説明会の良いところは一日で複数の企業を見て回ることが出来ることです。自分が興味ある企業は勿論、同業他社やそれまで見向きもしなかった業界の仕事についても知ることが出来るいい機会です。同じ業界の企業の比較をすることが出来れば、この業界では大体この手の人材が求められていて、福利厚生はこの水準で、今後の業界の動向は〇〇なんだ、などなど就活する上で重要な事を知ることが出来ます。 

 他にも多数の社会人の方と接触するチャンスでもあります。そこで将来就職したらこんな働き方をする可能性があって、自分はそれに耐えられるのか、などなど色々観察してみてください。

※合同企業説明会に参加して就活した感を感じるのは危険です!参加しないとダメというものでもないので、正直1,2回参加すれば十分だと思いますマジで!

 

・OB訪問をする

 将来就職したらどんな仕事をするのか、ESや面接の対策はどうすれば良いのかということを知りたいとき、OB訪問はこれ以上ないほど優れた手段です。企業によっては積極的にOBを斡旋している場合もあり、恐らく皆さんが想像しているほどOB訪問のハードルは高くありません。とはいっても知らない社会人に連絡を取って相談するというのは勇気が要ることです。ここが正念場です。

 この時期になると企業側も就活に対して活発的になるのか、OBを派遣して簡単な説明会を行う場合もあります。そういった情報は学内の掲示板やメールなどで伝達されるはずなので、見逃さないようにしましょう。

 出来たら事前に繁忙期を調べ、その時期と被らないようにするとより良いかもしれません。当然ですが相手は社会人ですからマナーは守ること。

 OB訪問は選考開始まで適宜行いましょう。損は無い…かも。

 

・研究サマリーを作成する(理系のみ?)

 文系は分かりませんが理系(特に院生)は、選考の過程で自身の研究内容の紹介を求められる場合があります。主にA4の紙2枚程度で自身の研究内容を説明することになるのですが、(一度研究の前刷りを作成したことがある人ならわかるかと思いますが)この研究サマリーを作成するのは一朝一夕ではいきません(一日で作れる人もいるのかもしれませんけど)。選考が始まってから慌てないよう早め早めから取り組んでおくことをおススメします。

 とはいえ研究は日々深まっていくもので、早めに作りすぎて薄味の物になってしまわないよう注意が必要…かも? 

 

1.4.1~3月

 既にご存知かもしれませんが、2021年卒の就活は3月説明会スタート、6月選考開始というこれまでの経団連の方針が撤廃されます。それによりこれまでの選考スケジュールが前倒しになる可能性があることを念頭に置いておいてください。

 

・企業説明会の参加

 多くの企業は大体この時期から合同企業説明会とは別に説明会を開始します。企業によっては選考に進むにあたって説明会の参加が必須な場合もあり、住んでいる場所から会場が遠く離れていていたとしても、説明会には参加した方が良いです。

 中には説明会と称してグループワークを行う企業もあります。つまりこの時点で一次選考が始まっているわけですね。

 この頃からスケジューリングが大切になってきます。Googleカレンダーや手帳に予定を記入することを忘れずに。

 

・SPIなど試験対策

 多くの企業がエントリー時にESとは別にSPIなどの試験を課します。企業によってSPI(Webテスト、ペーパー、テストセンター)なのかCAB、GAB、玉手箱などの(筆記)試験なのかバラバラですが、そういった情報は調べればすぐに出てくるので、自分が興味ある業界・企業ではどの試験を課されるのか、事前に把握して勉強しておくことが大事です。

 問題の難易度は然程難しくありませんが、一度も勉強しないで高得点を取るのは難しいと思います。参考書を買うなりして一度くらいは勉強しておきましょう。

 ただしこれにばかり執心してしまうのは危険です。この時期になるとESや面接、業界研究や企業研究、企業比較などやることは山ほどありますので必要以上に勉強に時間を費やす必要はありません。