就活の記録的なやつ

こんにちは。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私はちょうど先日就活が終わったばかりの理系学生です。

 

恐らくほとんどの方が経験し、あるいはこれから経験するであろう就活ですが、特にこれから就活を迎える方々は何かと不安があるかと思います。私自身も先が見えない就活に怯え、ストレスを抱えた日々を過ごしました。

では何故就活に対して不安を抱えるのかというと、自分たちの先達の記録が無い、あるいは記録があってもその先達と自分との距離が離れているために、就活に対する理解が深まらないこと原因であると考えています。

そこで、これから就活を始める皆さんの先達の一人として、私の就活体験記を赤裸々に記すことで、皆さんが抱える不安を少しでも取り除けたらと思います。

 

前置きはここいらにして、早速時系列で記していきましょう。

※特定に繋がるような情報は載せないよう心がけていますが、そのような情報がありましたらお教えください。

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2018年5月:学内で夏のインターンシップ説明会が始まりました。大手企業は説明会の開催時期も締め切り時期も想像以上に早くて、7-9月開催のインターンの締め切りが5月末日という会社もあって大変驚いたのを覚えています。あまりにも早すぎる。

 説明会に参加していた学生は数えるほどで、周りはまだ就活をしていないんだ、自分は進んでいるんだと心のどこかで安心していました。実際は説明会に来ていないだけで見えないところで就活をしていたわけですが。

 

2018月6月:先月同様夏のインターン説明会に参加していました。結局5社くらい学内の説明会に参加し、最終的に某大手電機企業に応募しました(締め切りは6月中旬)。応募に際してESを提出する必要がありましたので、今年度の就活で初めてESを書きました。めちゃくちゃ疲れました。

 それと6月上旬に日経新聞が主催する就職セミナーに参加しました。当時の私は就活は夏のインターンがスタートであると考えていて、そしてそのスケジュールが想定以上の早さで進んでいくことに危機感を感じていました。そんな折に(タイトルは忘れましたが)やけに目を惹くタイトルのメールが日経新聞から届いて、予定も空いており折角だからと参加してみました。

 セミナーの内容は中々に興味深いもので、その場で学生割引日経新聞Wプランというものに申し込みました(ちなみに支払いはクレジットカード決済のみだったのでこのタイミングでクレカを作りました)。月5千円の出費は学生の私には決して安くはありませんでしたが、様々な特典やその後の就活において多大な貢献をしてくれたので決して後悔はしてません。

 

2018年7月:先月申し込んだインターンの返答を待っていましたが、未だに返答が来なかったので落ちたんじゃないかと凹んでいました。しかしまだ合否判定が出たわけではないからと他の企業のインターンに応募することはしませんでした。これは本当に後悔しています。ちなみに6月から7月にかけて夏のインターン合同説明会が盛んに開催されていましたが、どれにも参加していませんでした。理由は単純に面倒くさかったのと研究の疲れです。

 

2018年8月:申し込んだ夏のインターンは8月中旬から2週間の予定でしたが、8月上旬になっても返答が無かったので「これがサイレントお祈りかぁ…」なんて感じたのを覚えています。この企業には絶対行かねぇ…と固く誓いました。

 暇だったので資格の勉強とかプログラミングとか3DCADの勉強をしていました(プログラミングや3DCADは独学なので大した成果も実力も得られませんでした。やる意味あった?)。ちなみに今思えばやるべきことは腐るほどありました。暇なんて無い。

 

2018年9月:夏のインターンに参加し企業の人とコネクションを作ったり仕事内容に対する理解が深まった友人達の話を聞き、夏に行動しなかったことを深く悔やみました。悔やんで終わり。学習してないなコイツ。

 夏のインターンから本選考までかなり時間的空白がありますが、この時点で早期選考の確約を取っていた友人もいました。すごい。

 

 2018年10月:秋のインターンに申し込もうとしていましたが、研究が忙しい(建前)面倒くさい(本音)でそもそも調べることすらしていませんでした。やる気ないなコイツ。

 

2018年11月:学内で会社説明会が始まりました。ほぼ全ての会社の説明会に参加し、その中で某巨大コングロマリットに興味を惹かれインターンに申し込もうとしました。しかし応募に際して、ESの他に3分間の自己PR動画の提出を求められ心が折れました。

 この時期から某就活支援会社主催の合同企業説明会に参加してました。 今振り返るとあんまり意味なかったです(私の場合、参加企業に興味ある企業が無かっただけで、人によってはかなり意義深いものになるかもしれません。事前にどの企業が参加するのかチェックしておくべきだと学びました)。

 

2018年12月:研究が一区切りしたので冬のインターンに申し込もうとしましたが冬休みのインターンの締め切りは11月が多く、12月の時点で残っているところは聞いたこともないような会社ばかりだったので結局どこにも応募しませんでした。 グラフェス楽しかったです。グラブルサイコー!ゾンビランドサガサイコー!サイゲームスイェー!

 12月にもなると同級生の中にも緊張感が生まれてきて、友人達と盛んに情報交換をしました。しかしながら12月中旬以降になると繁忙期になるのか某就活支援会社主催のイベントは少なかったように思います。そのためこの時期は企業のHPでIR情報を調べたり、四季報日経新聞で情報収集をしていました。

 

2018年1月:三箇日が終わって直ぐに1~3月開催向けの合同インターン説明会に参加し、そこでとある外資系の企業に興味を持って即座に応募しました。

 その企業のインターンでは選考が無かったので、あれよあれよという間にインターン当日を迎えました。都内の綺麗なオフィスで働けることや、エンジニアとして様々な能力が身に付けられる環境が大変魅力的でした。これまで考えていた業界とは異なる業界でしたが、外資系の会社と日本式の会社の違いなんかも知ることが出来て、中々に有意義な時間でした。この外資系の会社についてはいずれ別記したいと思います。

 大体この時期から本格的に就職指導課 に通い始めました。この時期はまだ就職指導課に通う学生は少なく、施設を十二分に活用できたのが後々大きな影響を与えることになります。

 就職指導課では主にESや面接で聞かれることに対する回答などを書いて添削してもらっていました。ESも面接対策も非常に時間がかかるので、この時期から取り組んでいたのは僥倖でした。

 

2018年2月:学内で大規模な会社説明会が開催されました。全ての講演に参加し、積極的に質問をするよう心がけました。

 積極的に質問した意図は大きく分けて2つあります。

 一つは、その会社に抱いている疑問点や説明で言及されなかったことの解消、もっと言えば説明会の場でしか回答できないことを聞くことです。

 もう一つは、その会社のリクルーターとのコネクションを作ることです。積極的に質問することでその会社に対する志望度が高いことを相手に伝えることが出来れば、相手から名刺などを頂ける場合があります。ここで相手に志望度の高さや名前を憶えてもらえれば後々の選考で有利になる…と思います。あくまで所感ですが。

 学外では合同企業説明会が毎週のように開催され、都合が合う限り参加するよう心がけました。 ただし研究や発表の時期と重なったために思うように動けずヤキモキしたのを覚えています。

 

2019年3月:いよいよ就活本番です。3月1日0時を回った瞬間、大企業を始め多くの企業でマイページが開設できるようになり、説明会や工場見学の予定を取り付ける席取り合戦が一斉に始まります(ちなみにこのマイページ開設には某就活支援会社の登録が必須だったり、登録しておけばマイページ開設が格段に速くなるなど、いかにも弊社に個人情報を登録しろって魂胆が見え透いていて少し腹立たしかったです)。

 とにかく少しでも気になった企業はマイページを開設し、予定を記入して回りました。午前と午後で別の会社説明会に参加したこともあります。一週間のうちに空いてる日が1日も無い週もあったりして、この時期が一番忙しかったです。

 企業の中では3月中に選考を開始し内定を出している企業もありました。そんな情報が飛び回っていますから否が応でも焦りますし、置いて行かれるのは是が非でも避けたかったので無我夢中で就活をしていました。経団連の方針では6月から選考開始とありますが、ほとんどの企業はそんなの守っていません。ほんとどうなってんの。

 また、3月上旬からSPIの勉強を開始し、3月中旬と下旬に受験しました。問題自体は然程難しくはありませんが実際に会場で解くとなると緊張したり勝手が分からなかったりして実力が出せなかったので2度受験した、という感じです(一度の受験で満足いく結果が出せる人は少ないと思うので、2度3度受験することをオススメします)。

 そして先月の学内の会社説明会で貰った名刺を使ってリクルーターとの面談の予定を取り付けるなど、今までの自分では考えられない程アクティブに行動しました。これまでの就活の中でリクルーター面談は特に有用でした。リクルーターに連絡をするのは億劫に感じる人もいると思いますが(僕自身そうでした)、特に志望度が高い企業には面談した方が良いと思います。ただし最近ニュースなどで報道されているように、リクルーターという立場を利用したセクハラなどの問題もあるため、特に女性は一度面談について就職指導課などと相談した方が賢明だと思います。

 

2019年4月:3月とは打って変わって、かなり時間に余裕が持てるようになりました。ESを提出した会社は4月1日時点で6社、そのほとんどが5~6月から選考スタートだったのです。しかしながら友人達の中には既に内定を貰っている人もいて、そんな友人達とは対照的に遅遅として選考が進まない現状にかなり焦っていました。

 そんな思いから友人達と情報共有し、良さそうな会社を幾つか見つけ会社説明会に参加していました。ただこの時期になるとほとんどの会社の説明会は満席になっているどころか日程が全部終了し、キャンセル待ちすらできないことを体感し恐怖したことを覚えています。

 そんな折、第一志望の企業から選考の案内が届き、はちゃめちゃに緊張しながら面接をして、思い通りの面接が出来ずボロボロになって涙もボロボロ流しながら帰っていたら電話で内定の連絡を貰いました。

 

 

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 これで私の就活は終わりです。終盤のスピード感が凄いですが実話です。

4月23日 追記

 ただ私の就活体験を列記しただけでは参考も何も無いと思うので、私が就活をしていく中で感じた「やって良かったこと」と「やっておけば良かったこと」を列記していきたいと思います。

 

やって良かったこと

・早い段階で就職指導課に通っていたこと

 ごく一部の会社を除いて、内定を獲得するまでにESを提出したり面接を行います。ただし通過するにはその会社に適したESを書いたり、面接時のマナーや緊張せず伝えたい事を正しく伝えられるよう練習をしておく必要があります。当然ですね。

 ただそういったものは一朝一夕で完遂できるものではないし、自分では完璧だと思っても相手から見たら全然ダメな場合も往々にしてあります。一人で戦うには就活はハードルが高いのです。

 そんな時に就職指導課は非常に役に立ちます。彼等は私達学生よりも遥かに長く就活に携わっていますし、中には民間企業の人事出身の人もいる場合もあります。そのような人に添削してもらうことは良いESを書く手助けになりますし、添削以外にも就活で不安に感じていることや今後どうすれば良いのか、といった就活全般に関する質問にも応対してもらえるので自信にも繋がります。

※就職指導課の代替として友人や各種終活支援会社を利用するのもアリだと思います。ただし情報の信憑性(又聞きはどうしても信憑性に欠けます)や利便性を考慮することを忘れずに。

 

日経新聞など信頼できる(?)情報源を確保したこと

 よく言われるように就活は情報戦です。自分の就活の軸とマッチする会社を見つけた場合は、その会社の仕事内容や選考に関する情報、その業界や同業他社の情報など、調べることは山ほどあります。しかし一人で調べられる情報量には限りがあり、特に無料で得られる情報というのは信憑性に欠ける場合もあります。その点、新聞やテレビなど公共性の高いメディアは情報の信頼性があり多くの情報を得ることが出来ます。

 ただしどのメディアにも長所と短所があり、どのメディアを選ぶかは皆さんにお任せします。しかし正確な情報を得られるメディアを選ぶことを忘れないでください。

 

やっておけば良かったこと

 ・インターンシップの参加

 私が最終的に第一志望に選び内定を頂いた会社のインターンには参加していませんでしたが、参加していればより早く選考がスタートし余裕をもって参加することが出来たなと少しだけ後悔しています。また別記しますが、会社によっては総合職ではなく部門・職種別で採用する場合(専門職採用)もあり、その場合は早い者勝ちで枠が埋まっていきます。つまり遅くなれば遅くなるほど希望の職種に就ける可能性が減るわけです。

 また、インターンには選考を有利に進めるという他にも、実際の仕事現場を見学出来るという大きな意義があります。実は私は学部3年生の頃に当時最も興味があった業界・職種を体験できる2週間の長期インターンに参加し、その中で実際に働く社員の方と簡単な仕事を一緒にさせていただいた経験があります。しかしそれまで持っていた理想と現実にはかなりのギャップがありました。そのギャップたるや凄まじく、このインターンに参加せずに就活本番を迎えていたら一体どうなっていただろうと恐ろしく感じてしまう程でした。

 近年入社して3年以内に退職する人が新入社員の3割にも上ることが問題となっています。それは入社前に持っていたイメージと入社後のイメージとのギャップが主要因であると言われています。そういったギャップを埋めてくれるのがこのインターンなのです。

  ただしインターンは決して参加しないとダメというものではありません。そこだけは忘れずに。

 

・自分の軸を決めておく

 就活に向けて何より大事なのは自分の軸を決めることです。私はこの軸を決めるのが遅れたことであらゆることで後手に回ることになりました。

 "軸"というのを表現するのは難しいですが、会社を選ぶ際の基準となるものだと思って貰えば問題無いです。例えば「都内で働きたい」「残業時間20h以内がいい」「環境に関わる仕事がしたい」「平均年収〇〇万円以上」などです。

 日本の会社は大企業だけでも約1万1千社もあり、東証上場企業だけでも3,600社以上あります。そんな中から自分に適した企業選びをするにはこの軸をしっかりと持っておくことが重要です。これに関しては長くなるのでまた別記したいと思います。

 

 勢いで書いたので支離滅裂で見にくいですが、そのうち校正します。

 近いうち就活のアドバイス的なものも載せられたらいいなぁ。